医療法人社団慶愛会
森口整形外科

スポーツでの無理や加齢の影響、体の使い方の癖、姿勢などにより負担が体の特定の箇所に偏り、機能障害を引き起こすことがあります。プロの指導によるリハビリを継続することで、体の使い方や悪い癖などの改善へとつなげ、体への負担を軽減していくことが可能です。ただし20～40分程度のリハビリだけでは限界があるため、ご自身が日常生活で運動し、良い状態を維持することも重要になります。

理学療法とは専門知識を有する理学療法士の管理のもと体を正しく動かすことで、症状の軽減や機能回復をめざす治療のこと。肩凝り体操や腰痛・膝痛体操、転倒予防など姿勢や筋力、バランス能力の改善を目的に指導します。また、各種リハビリやトレーニング機器を併用。患者さん一人ひとりの症状や希望するゴールに合わせて適切に利用することで、自然治癒力やセルフケア力を高めます。

各種機器を用いて物理的作用を加える治療が物理療法。電気刺激療法や超音波刺激療法などがあり、治療の目的に応じて選択します。例えば電気刺激療法は神経や筋肉などを刺激し、随意運動能力の回復をめざします。また超音波刺激療法では出力や周波数を調整し筋肉、腱の炎症や損傷に対し、急性期から慢性期まで幅広い治療が可能です。加えてパルス状の超音波を応用し、骨折治療にも利用します。

予約日時に来院が難しくなった際は前日までに、当日に急遽来られなくなった場合も予約時間までにキャンセルのご連絡をお願いしています。患者さんの症状やライフスタイルに合わせて最適な通院サイクルで結果につながるよう計画を立てています。間が空いてしまったり途中でやめてしまったりすると、これまでの治療成果が十分発揮できないまま終わる可能性もありますので、ご留意ください。

手術をせずに治したい患者さんのため、治療法の選択肢を多様にご用意しています。例えば、衝撃波を2～3回患部に照射する、収束型体外衝撃波治療。難治性足底腱膜炎に対しては、保険適用になる場合もあります。ただし効果や治療期間には個人差があること、完全な除痛を保証する治療ではないことなど、あらかじめ理解しておかなくてはならない注意点もあります。まずはご相談ください。